HEADPHONEBOOK2008


さて、今回はヘッドホンのレビュー本「HEADPHONE BOOK 2008」を購入したということで・・・
どんな内容なのか見ていきたいと思います。


まず、巻頭特集としてアーティストの土岐麻子さんと、DJの瀧見憲司さんのインタビューが載ってます。
2人のヘッドホンなどに関する考えなどについても書かれています。
Cymbalsのボーカルもやっていた土岐麻子さんは、好きなアーティストの一人なので、個人的に嬉しい内容でした。


そしてメインのヘッドホンレビュー。

  • カナル/インイヤ型
  • オーバーヘッド・密閉型
  • オーバーヘッド・開放型
  • ノイズキャンセリング
  • サラウンド/ワイヤレスヘッドホン

この5つに分類されてレビューが掲載されています。

  • 有名なTriple.fi 10 pro

  • 私の持っているATH-ESW9

  • AKG K701と以前レビューしたGRADO SR-325i

  • オーディオに関するコラム

  • ヘッドホンアンプ


ポータブルヘッドホンアンプは残念ながらありません。


以前購入した「新・萌えるヘッドホン読本」と比べると、以下の点が良かったかなと。

  • 圧倒的にレビューを書いているヘッドホンの数が多い(132モデル)
  • 写真がカラーで大きく、かつ豊富。デザインが分かりやすい
  • 低価格帯から高価格帯まで幅広い
  • 「もうひとつヘッドホンを持つなら」というようなステップアップのため、もしくはタイプの違うヘッドホンを選ぶための方向性が一つの参考として提示されている(全-モデルではない)

やはり、数が多いというのが利点ですね。
本を眺めているだけでも楽しいです。
数が多い故に、価格帯も幅広くて参考になりやすいかと。
写真がカラーで・・・というのは利点というよりも「新・萌えるヘッドホン読本」が特殊であるといったほうが正しいでしょう。


反対に「新・萌えるヘッドホン読本」と比較して「ここはちょっと・・・」という悪い点は以下。

  • レビュアーが多い故の、統一感があまりない点
  • 視聴環境が不明確
  • そのヘッドホンを使用して聴いた曲に関する情報が無い
  • 一つあたりのレビューはそこまで長くない。(詳しくはない)

ヘッドホンの数が多いから、レビュアーの人数が増えるのもしょうがないのでしょうが、視聴環境ぐらいは統一、公表してもよかったのではないかな、と。
その点、「新・萌えるヘッドホン読本」はレビュアーも一人、視聴環境、視聴曲も公表されていましたし、レビュー数が少ないからこそ、1つ1つのレビューが細かかったです。


2冊目のレビュー本だったわけですけども、両者一長一短があります。
私のようなオーディオ初心者は、選択肢の幅を広げるという意味でも「HEADPHONE BOOK 2008」のほうがいいかもしれませんね。
いきなり詳細なレビューを読んでも、意味を把握できなかったりしますし。
単純に「デザインがかっこいい」、「ロックに合うらしいから」とかそのくらいの情報で決めちゃっても問題はない気がします。
そもそも、萌え絵に抵抗がある人はその時点で駄目ですしねww


「初めてのヘッドホンどうしよう・・・」という方は「HEADPHONE BOOK 2008」のほうをお勧めします。
デザインとかは、やはり絵ではなくて写真で見たほうがいいでしょう。
また、選択肢が多く用意されているほうがベターかと思います。


私が最初のヘッドホンである「ATH-ESW9」を購入したときはネットのレビューで決めたんですけどね。
SorairoTools.comさんのレビューを読んだりだとか。
ネットでも多くのヘッドホンに関するレビュアーがいますので、ネットを参考にするのも一つの手かな、と。