audio-technica/ATH-M50

はじめに

現在、SGHeadphonesで知りあった方にヘッドホンやらアンプを借りています。
先日は、借りたうちの一台SR-325iのレビューを掲載しました。
今回は、借りていたもう一つの方のヘッドホン、ATH-M50のレビューを書いてみたいと思います。
ヘッドホンは高価なものですし、こうして貸していただけるというのはありがたいことですね。

基本事項

audio-technica/ATH-M50

  • ダイナミック型スピーカー
  • 密閉型ヘッドホン
  • ドライバー:φ45mm・CCAWボイスコイル
  • インピーダンス:38Ω
  • プラグ:φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(φ6.3mm変換プラグ付属)
  • コード:1.2m 片出し

標準ではカールコードとのことですが、お借りしたものはCANARE L-4E5Cでリケーブルされてます。

視聴環境


ZEN Vision:M→ULTIMATE LINK silver reference-i→mini3→ATH-M50

全体として

正直なところ、聴いていて「おっ!いいなぁ。」と感じることは少なかったです。
タイプは違えど、audio-technicaのポータブル機ヘッドホンの上位モデルであるATH-ESW9を聴いてしまったからなのかなぁ・・。
もしくは、ポータブル機では鳴らしきれていないのだろうか・・。
そこまで鳴らしきれていないという印象はもたなかったのですが・・どうなんでしょう。
否定的なことばかり書いていますが、もちろん良い面もありましたし、この価格帯ではコストパフォーマンスは良いとのことです。
私が受けた印象は同価格帯で比較したものではないので、そこまで参考にはならないかもしれません(;・∀・)

装着感

装着感は非常によいです。
イヤーパッドは大抵の方にフィットするような作りに思えます。
ATH-ESW9では、側圧が強めで痛みを感じることもあったのですが、ATH-M50では痛みを感じることはまったくありません。
ストレスなく、長時間のリスニングができます。
ただ、人によってはヘッドホンの重さで首などが疲れたりするかもしれませんね。

音質

音は中低音寄りで、柔らかめ。
ボーカルが埋もれ気味な印象。
音が篭っているなと感じることもありました。
モニターヘッドホンとのことですが、分解能は低いかなと思います。
あまり楽器の音を細かく聴き取れず、鮮明に聴こえなかったかな、と。
私の耳が駄目なだけかもしれませんがw

低域

低音には十分な迫力があります、十分な量の低音が出ています。
が、いささかぼやけた低音だな、という印象も受けました。
なんというか、ぼわぼわしてるというか。
輪郭がはっきりしていないという感じです。

中域・高域

高音はいまひとつ伸びきらないかなといった印象を受けます。
綺麗で伸びのある高音は出せていないかな。
中域に関してはこれといった印象は受けませんでした。

得意なジャンル

ロックなんかが向いているのではないでしょうか。
打ち込み系の音楽にも合うかもしれません。
逆に、クラシックなんかには合わないかなという印象。

デザイン

黒を基調としたデザイン。
なかなか洗練されたデザインではないでしょうか。
耳全体を完全に覆う形なので、なかなか大きめのヘッドホンです。

後記

否定的なことばかり書いてしまったあとで、こんなことを書くのもあれなんですが。
プラスに考えてみると、無難なヘッドホンなのかもしれません。
全体的に、万遍なくこなす。可もなく不可もなく、といった感じかもしれません。


はてなダイアリーに移行するにあたり、記事を若干訂正しました。


audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M50

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M50